盛日和

日記のようなもの

2021年12月23日

17日夕刊から23日夕刊まで通して読んだ。悲しい。なぜこんなことをしたのか。自分は、いまは悲しくても、数か月後にはこの事件を思い出して悲しみにくれることもなくなるのだろう。でも遺族はずっと、このやり場のない、怒りに満ちた、憤りを通り越した悲しさ、無念さ、これからどうやって生きていけばいいのかという気持ち、生き甲斐を失ったことの喪失感、あのときこうしとけばよかったのかもという後悔、自分がああしとけば何か変わっていたかもしれないという絶望。こうやって想像しただけでも狂ってしまいそうな毎日を己の脚に括り付けられるようにして生きていかなければならないのだろう。こんなひどい話があるか。神様、なぜこんな世界にしたのですか。社会は壊れそうなぎりぎりを綱渡りすることでしか維持ができないのですか。それともこれは、大きな世界の営みからしたら「軽微なバグ」なのですか。なぜ人をここまで苦しめるようなことが起きるのですか。お願いですから教えてください。